AI画像分析
GreenSnap株式会社 様
人気のグリーンコミュニティでAIカメラの精度を大幅に向上
植物好きが集まるオンラインコミュニティ「GreenSnap」。2016年にサービスをスタートし、アプリが累計300万ダウンロード、月間利用者数が1000万人を超える国内最大級のグリーンコミュニティだ。トリプルアイズは、GreenSnapアプリ内の撮影した植物名をAIが判定する「教えてカメラ」の精度向上に取り組んだ。
クライアントの課題
- ・植物名をAIが判定する「教えてカメラ」の精度向上
- ・同じ品種も呼び方によって別な品種に定義されてしまっていたので統一したい
- ・ユーザーが撮影した写真から植物のみを判別したい
- ・品種の追加などをクライアントが自身が行えるようにしたい
ソリューション
- ・判定品種の大幅追加とプログラムの改良で正解率）が50％弱から92％へと精度向上実現
- ・ひらがな、カタカナ、漢字表記の同一品種を統一
- ・写真画像から動物などを除き、植物のみ判別可能に
- ・運用メンテナンスをクライアント自身が行えるインターフェイスを構築
■ チューニング後にはネガティブなレビューはゼロに
AI判定の精度向上は約３カ月のプロジェクトとなった。それまでのAIの精度が低かったのは、AIモデルの問題以外にも判定可能な品種が少なかったことも理由に挙げられていた。トリプルアイズがチューニングすることで、AIが判定できる品種が2倍ぐらいに増え、かつ精度も向上、AIが提示する候補トップ10に入ってくる比率（正解率）が92％ぐらいにまで上がり、チューニング後にはネガティブなレビューはゼロに。
■ 技術と実装の両面でニーズに応える
改良プロジェクトでは、単にAIモデルを作り変えるだけではなく、プログラム全体の改善にも努めた。例えば、植物名の表記がユーザーによって漢字だったりひらがなだったりカタカナだったりとまちまちで、同じひまわりでも別な品種に定義されてしまっていたので、それらを一つの「ひまわり」として認識するようにプログラムを作り変える作業も行なった。
また、ユーザーがアップする写真に動物（ペット）が写り込んで、AIが動物画像に引っ張られて精度が落ちる現象もあったため、AIが植物のみを検出できるように改良した。
技術と実装の両面でお客様の要望に応えることができた。