2025年2月17日(月)、株式会社トリプルアイズ(本社:東京都港区、代表取締役:山田 雄一郎、東京証券取引所グロース市場《証券コード:5026》、以下トリプルアイズ)は、オウンドメディア「IT批評」にて、以下の記事を掲載したことをお知らせいたします。
第1回 意識の理論を求めて――大泉匡史氏のアプローチ 2/17公開
第2回 AIにも適用できる可能性がある「意識の統合情報理論」とは? 2/18公開
第3回 意識には「二つの側面」がある 2/19公開
第4回 AIの意識に対する「二つの立場」 2/20公開
第5回 真の意味で脳を模倣したAIなら、人のような意識をもつかもしれない 2/21公開
「まるで本当の人間と会話しているようだ」
ChatGPTなどの最近のAI(人工知能)と会話をしてみて、そんなことを感じたことのある人も多いのではないだろうか。AIがここまで自然な会話をできるようになってくると、「AIに心はあるのか」、「AIは将来、心をもちうるのか」という疑問も生じてくる。
これらの問いはほんの少し前まではSFの題材として扱われるのがせいぜいだった。しかし今やこれらの問いは、現実に検討すべき課題として私たちの前に立ちはだかっていると言えるだろう。
心という概念は様々な意味があり、人によって捉え方も様々だ。そこで本連載では、心の側面の中でも「意識(consciousness)」にテーマを絞り、意識の研究者である大泉匡史氏(東京大学准教授)に「AIに意識はあるのか」、「AIは将来、意識をもちうるのか」について話を聞いた。
大泉氏は、意識の数学的な理論である「統合情報理論(integrated information theory:IIT)」の日本を代表する研究者であり、「AIが現在の延長線上で仮に意識をもつようになったとしても、それは人間の意識とは著しく異なるものだろう」と語る。それはなぜなのか? 統合情報理論をベースに意識の謎に迫る。
テキスト:松下 安武
取材協力:大泉匡史氏・東京大学大学院准教授
大泉匡史(おおいずみ まさふみ)氏プロフィール
2005年、東京大学理学部物理学科卒業。2010年、東京大学大学院新領域創成科学研究科にて博士取得。
2019年4月より東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 准教授。
共著に『日常と非日常からみる こころと脳の科学』(コロナ社)がある。
「IT批評」とは
「IT批評」は2010年に活字メディアとして創刊され、ITの視点から時代、社会、ビジネスを横断的かつ大局的に見極めることをコンセプトに、多彩な有識者が論考を発表してきました。2021年5月にWEB版として再開、もはやITとは無関係の領域がほとんどなくなった現代社会における多くの問題について、ジャンルを横断してさまざまな知識人の論点・視点を集約するサイトとして配信しております。
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