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快挙! 囲碁AI世界大会でトリプルアイズのエンジニアが上位独占
─第15回UEC杯コンピュータ囲碁大会にて

  • 2023.11.07
  • お知らせ

2023年11月4日(土)・5日(日)の両日に開催された「第15回UEC杯コンピュータ囲碁大会」(会場:電気通信大学、主催:電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション)におきまして、株式会社トリプルアイズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:山田 雄一郎、東京証券取引所グロース市場《証券コード:5026》、以下トリプルアイズ)社員のAIエンジニア・松崎憲介が優勝したことをお知らせします。

 

 

大会参加者と運営スタッフの集合写真

前列左から2人目が準優勝・フロムスクラッチ賞受賞の吉枝悟、3人目が優勝した松崎憲介

 

 

 

 

優勝はトリプルアイズエンジニアの「EG/EvoGo」

 

第15回目を迎える本大会には日本、フランスの強豪12チームが揃い、AIの技術を競いました。初日の予選を勝ち抜いた上位8チームが、2日目にAリーグ決勝に進出し、総当たりで対局。2日目の本戦はYouTubeでも生中継で配信されました。

Aリーグ優勝を遂げたのはトリプルアイズのAIエンジニア・松崎憲介の「EG/EvoGo」でした。予選・本戦を通して全勝と圧倒的な技術力の高さを見せ、6回目の出場でついに栄冠を勝ち取りました。2位には同じくトリプルアイズのAIエンジニア・吉枝悟の「Engawa」が本戦5勝2敗で続きました。「Engawa」は審査委員選考によるフロムスクラッチ賞も獲得しダブル受賞となりました。3位にはフランスから出場の「Crazy Stone」が入賞しました。

 

【大会結果】プログラム名(チーム名)国名

Aリーグ

優勝 EG/EvoGo(松崎 憲介)日本

準優勝 Engawa(吉枝 悟)日本

第3位 Crazy Stone(Crazy Stone)フランス

 

新人賞 Thunderbird(佐伯 弘明)日本

独創賞 Asura(大渡 勝己)日本

 

 

技術者相互の貴重なコミュニケーションの場に

 

今年は、参加者全員が電気通信大学で顔を合わせる形の大会となりました。オンラインでの大会が主流になってきているなかで、対局中に技術者同士が技術談議にふけっているシーンが印象的で、UEC杯が貴重な技術者相互のコミュニケーションの場としても機能していることを感じました。

技術者たちの熱い思いが、AI進化のスピードに拍車をかけていくことでしょう

 

 

エンジニア同士の貴重なコミュニケーションの場に

 

 

 

 

(左)名誉実行委員長の東京大学教授・松原 仁氏/(右)トリプルアイズ代表・山田雄一郎

 

 

 

 

 

UEC杯コンピュータ囲碁大会とは

 

コンピュータ囲碁大会は、2007年より電気通信大学「エンターテイメントと認知科学研究ステーション」主催により開催されてきましたが、2017年3月の第10回大会をもって一区切りとし、囲碁将棋チャンネル主催という形で、「AI竜星戦」が2017年、2018年に開催されました。

その間のコンピュータ囲碁の動向を見ると、中国などでは毎年コンピュータ囲碁の大会が開催され、今なお人工知能研究のベンチマークとして機能し続けていることがわかります。

コンピュータ囲碁はAI技術の限界や応用分野を考える上で、重要な研究テーマであると言えます。そこで、2019年より囲碁将棋チャンネルからバトンを受け継ぎ直し、電気通信大学エンターテイメントが再び主催となり、UEC杯コンピュータ囲碁大会を開催することとなりました。トリプルアイズも運営に協力しています。

大会ウェブサイト http://entcog.c.ooco.jp/entcog/new_uec/

 

 

囲碁AIはゲームにとどまらず、技術力底上げの基盤となる

 

2016年にGoogleが開発したAlphaGo(アルファ碁)が、プロ囲碁棋士を破って以降も囲碁AIは世界で進化を続けています。囲碁AIで得られた技術は、画像解析を中心にさまざまな分野に応用されています。今後も囲碁AIの研究や大会を通して、AI技術の底上げがなされていくことが期待されています。

トリプルアイズでは、2014年から囲碁AI開発を進めてきました。囲碁の19×19という盤上に展開される膨大な選択肢を前に、AI研究が問われるのは技術力であり、同時に技術の優劣は囲碁の勝敗にそのまま反映されます。

トリプルアイズの画像認識プラットフォーム・AIZEも、囲碁AI研究でのディープラーニング技術によって生み出された成果です。

AIZE:https://aize.jp/

 

 

 

 

 

 

プレスリリースに関するお問い合わせ先

株式会社トリプルアイズ 広報グループ(担当:土田修)電話:03-3526-2201

トリプルアイズHP:https://www.3-ize.jp/