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弱冠17歳率いるチームが優勝! 第14回UEC杯コンピュータ囲碁大会

  • 2022.11.28
  • お知らせ

2022年11月26日(土)・27日(日)の両日に開催された「第14回UEC杯コンピュータ囲碁大会」(会場:電気通信大学及びオンライン、主催:電気通信大学エンターテイメントと認知科学研究ステーション)の結果をレポートいたします。本大会は、株式会社トリプルアイズ(東京都千代田区、代表取締役:山田 雄一郎)が運営に協力いたしました。

 

 

2日目第6回線の対戦ボード

 

 

 

■世界の強豪が一同に集結

 

第14回目を迎える本大会には日本、中国、フランス、アメリカ、韓国、台湾6カ国から強豪18チームが揃い、AIの技術を競いました。今大会は、電気通信大学会場とオンラインのハイブリッド開催となり、2日目の本戦はYouTubeでも生中継され、大橋拓文七段(日本棋院)、牛栄子四段(日本棋院)が注目対局を解説いたしました。

 

 

■優勝は初出場の「Symplect Go」

 

初日の対戦で16チームが翌日の本戦に進出、上位8チームがAリーグ、9位以下がBリーグで覇を競いました。Aリーグ優勝を手にしたのは中国から参加のSymplect Goチームでした。予選5位通過ながら本戦では全勝と、初出場にしてその技術力の高さを見せつけました。

表彰式でSymplect Goチームの代表者が高校生であることが明かされ、場内はどよめきに包まれました。また、他の上位チームも若い世代が多く参加しており、囲碁AIに新時代が到来したことを予感させる大会となりました。

 

【大会結果】プログラム名(チーム名)国名

Aリーグ

優勝 Symplect Go(Symplect Go)中国

準優勝 KataGo(David J Wu)アメリカ

第3位 WUWEIGO(WUWEIGO)中国

 

Bリーグ

優勝 Sayuri (林 宏澤)台湾

準優勝 Ray (小林 祐樹)日本

 

新人賞 Symplect Go(Symplect Go)中国

独創賞 DeepEsper(DeepEsper)日本

 

 

■技術者同士が刺激を与えあう場となる

 

実行委員長の伊藤毅志氏(電気通信大学)は、本大会を総括して、「昨年に引き続きオープンソースであるKatagoベースのプログラムが上位を独占しました。それだけ技術的に洗練されたプログラムであると言えます。大会を通じて他のプログラムの技術力に刺激を受けたり、それぞれが今後の研究課題を見つけられたりと、単に順位を競うばかりではなく、囲碁AIの技術力の底上げにつながった大会だったと思います」と語りました。

トリプルアイズ技術本部執行役員である永井寛泰は、表彰式挨拶で「本大会においては、技術の追求と対戦による勝敗の面白さがあり、国を超えてフラットに技術者同士が繋がる大変に意義のある大会だと思っております。今後も、さらに大会が盛り上げっていくことを願っています」とエールを送りました。

技術者たちの熱い思いが、AI進化のスピードに拍車をかけていくことでしょう。

 

 

 

(左)UEC杯コンピュータ囲碁大会実行委員長・伊藤毅志氏/(右)トリプルアイズ技術本部執行役員・永井寛泰

 

 

 

■UEC杯コンピュータ囲碁大会とは

 

コンピュータ囲碁大会は、2007年より電気通信大学「エンターテイメントと認知科学研究ステーション」主催により開催されてきましたが、2017年3月の第10回大会をもって一区切りとし、囲碁将棋チャンネル主催という形で、「AI竜星戦」が2017年、2018年に開催されました。

その間のコンピュータ囲碁の動向を見ると、中国などでは毎年コンピュータ囲碁の大会が開催され、今なお人工知能研究のベンチマークとして機能し続けていることがわかります。

コンピュータ囲碁はAI技術の限界や応用分野を考える上で、重要な研究テーマであると言えます。そこで、2019年より囲碁将棋チャンネルからバトンを受け継ぎ直し、電気通信大学エンターテイメントが再び主催となり、UEC杯コンピュータ囲碁大会を開催することとなりました。トリプルアイズも運営に協力しています。

大会ウェブサイト http://entcog.c.ooco.jp/entcog/new_uec/

 

 

大会運営に協力したトリプルアイズの技術者

 

 

 

■囲碁AIはゲームにとどまらず、技術力底上げの基盤となる

 

2016年にGoogleが開発したAlphaGo(アルファ碁)が、プロ囲碁棋士を破って以降も囲碁AIは世界で進化を続けています。囲碁AIで得られた技術は、画像解析を中心にさまざまな分野に応用されています。今後も囲碁AIの研究や大会を通して、AI技術の底上げがなされていくことが期待されています。

トリプルアイズでは、2014年から囲碁AI開発を進めてきました。囲碁の19×19という盤上に展開される膨大な選択肢を前に、AI研究が問われるのは技術力であり、同時に技術の優劣は囲碁の勝敗にそのまま反映されます。

トリプルアイズの画像認識プラットフォーム・AIZEも、囲碁AI研究でのディープラーニング技術によって生み出された成果です。

AIZE:https://aize.jp/

 

 

 

プレスリリースに関するお問い合わせ先

株式会社トリプルアイズ 広報グループ(担当:土田修)電話:03-3526-2201

トリプルアイズHP:https://www.3-ize.jp/