CASE STUDY - 事例

大手町「OOTEMORI」様

顔認証ポイントシステムで商業施設に賑わいを創出

流通業感染症対策マーケティングAIZE BizAIZE Research

    2022年7月1日(金)、株式会社トリプルアイズ(東京都千代田区、代表取締役:山田雄一郎、以下トリプルアイズ)は、東京建物株式会社(東京都中央区、代表取締役 社長執行役員:野村 均、以下東京建物)が開発した「大手町タワー」内の商業施設「OOTEMORI」(東京都千代田区、以下オオテモリ)にて5カ月にわたって行われた顔認証によるポイント付与の実証実験が終了したことをお知らせします。

    本実証実験は、東京建物グループである株式会社プライムプレイス(東京都中央区、代表取締役:川村崇、以下プライムプレイス)からの委託で、トリプルアイズとイノテック株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:大塚信行、以下イノテック)が共同で行ったものです。

     




    ■実証実験施策概要

    期間:2022年1月12日(水)〜6月15日(水)

    目的:コロナ禍で苦戦するテナント支援と新たな顧客満足を両立させ、施設の賑わい創出につなげる

    内容:期間中に、キャンペーンサイトから「顔写真とニックネーム」を登録し、対象店舗の検温機で検温するだけで毎日1ポイントが付与され、月に3回実施する割引券引換えイベントでランクに応じてOOTEMORIの割引券を配布するキャンペーンを実施

    使用ツール:トリプルアイズの顔認証マーケティングシステム「AIZE Research」により顧客データを取得

    参加者:実験期間中の参加テナント(店舗)16店、登録者ユニーク数1583人、総取得延データ数約4万人分

    OOTEMORI ウエブサイト:https://www.ootemori.jp/index.php

    イノテックウエブサイト:https://www.innotech.co.jp/

    トリプルアイズウエブサイト:https://www.3-ize.jp/

     

     

    ■4万人分のデータを取得しテナントの抱える課題を解決

    本施策の特徴としては、来店者はポイントを獲得することで割引券と引き換えることができ、各テナントには取得した膨大な顧客データをプライムプレイスがカスタマイズして共有することでテナント利益につなげるWIN―WINの仕組みを構築したことです。

    テナント側には例えば、「天候によって売上差が大きく、売れ残りが出てしまう」という課題がありましたが、AIZE Researchを用いて天候に合わせた仕入れの最適化ができるよう「天候と来客数の相関データ」を抽出・提示することでテナント側のコストカット実現につなげると同時に、食品ロスの削減も目指しました。

    テナントごとに抱える課題や目的に応じて各種データを提供し、データを活用して利益向上に結びつくテナントマーケティング支援を行いました。



    ■高まるAIデータを活用した店舗運営への期待

    キャンペーンに参加されたお客様からは、検温や顔認証にかかる手間がかからずスムーズに買い物ができたこと、顔認証の精度が思ったよりも高かったこと、個人情報と紐付けない形なので安心して参加できたことなどについて、高い評価をいただき、割引券配布数に対して8割近くの消化率となりお客様の満足度向上に寄与することができました。

    参加テナントからは、「ターゲティングを意識したメニュー開発につなげて単価のアップを図りたい」「時間別来店時間がデータ化されたことでシフト調整に役立てることができた」など、今後のデータを活用した店舗運営への期待が伺えました。

    プライムプレイスは、取得した属性データから来館者の年代や性別を割り出し、今後のマーチャンダイジングやテナントリーシング、販売促進施策に活かしていく方針だということです。

    ■ 顔認証技術で来店客の属性を「見える化」するAIZE Research


    AIZE Researchは、顔認証技術で来店客の属性を「見える化」するクラウドシステムです。店内に設置されたカメラで取得した顔画像データを、クラウド上にある画像認識AI「AIZE」が解析し、来場者数をカウントするとともに男女比率や年齢など来店者の属性を分析します。




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