こんにちは。
トリプルアイズ広報の白石です。
トリプルマガジンでは、当社の製品やサービスについてはもちろん、IT・AIに関する最新情報を発信しています。たまに社内の出来事もお知らせします。⾝近に感じていただけると嬉しいです。
今回のコラムは、「AIが拓くクルマの未来─トリプルアイズがBEXをグループイン 」という内容でお届けします。
ニュースでは
■ 満員御礼「デジタル化・DX推進展」で当社エンジニアが特別講演
■ 秋の雪辱を誓う トリプルアイズ将棋部が準優勝 第125回職域団体対抗将棋大会
■【トリプルアイズ オンラインセミナー】 AI導入待ったなし─業務改革におけるAI活用事例を紹介
をご紹介します。
「今日から使えるChatGPTビジネス活用Tips」ではChatGPTにまつわる小ネタをご紹介します。
最後にIT批評では特集記事、「生成AIが加速する戦時下的状況としての現代」をご紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
【目次】
みなさんは「未来の自動車」というと何を連想しますか? 空飛ぶ車が実現するのはまだ先のようですが、いま最も期待されているのが「自動運転」です。運転支援システムが特定の条件下で完全に運転を担う「条件付き自動運転」といわれるレベル3以上のシステムが搭載された自動車が、2030年には全世界で7000万台規模に達するという予測がされています。もう6年後ですね。これを実現するのがAI技術です。特に生成AIは、現実的なデータやシナリオのシミュレーションを通じて自動運転技術の向上に必須のテクノロジーであり、各国各メーカーで生成AI の採用が進んでいます。
自動運転に限らず、クルマのデジタル化は止まるところを知りません。「CASE」という言葉をご存知でしょうか? これは次世代自動車業界を象徴するコンセプトで、 「Connected」「Autonomous」、「Smart/Shared & Services」、「Electric」の頭文字を取ったものです(下図)。 経路探索AIや画像認識AI、顔認証AI、最適化計算AI などここでも中心はAIが担い、クルマと人の持続可能な社会や利便性向上を実現します。まさにAIなくして未来のクルマは語れないというわけです。
2024年7月1日、トリプルアイズは自動車分野における機械設計開発事業、ITシステムの設計開発事業を営む株式会社BEXをグループに迎え入れます。両社は、自動車の設計製造とAIの融合で事業シナジーを創出していきます。AIによる業務支援領域では、設計業務の標準化やルーチンタスクの自動化、データ解析、プロジェクト管理などの業務を支援します。AIによる代替領域では、ナレッジデータを活用した専門タスクの自動生成や設計生成AIシステム化に取り組みます。さらにAIによる拡張領域においては、次世代モビリティの車室空間提案と実装や生産工程へのAI導入を通じた開発支援を目指します。
AIベンチャーに自動車開発企業が加わることでどんな化学反応が起こるのか、今後のトリプルアイズグループにご期待ください!
株式会社BEX グループインについての解説動画 https://www.youtube.com/watch?v=vDXHFaf_thM
■満員御礼「デジタル化・DX推進展」で当社エンジニアが特別講演 ──AI導入待ったなし~業務改革におけるAI活用事例を紹介
https://www.3-ize.jp/information/4465/
■秋の雪辱を誓う トリプルアイズ将棋部が準優勝
第125回職域団体対抗将棋大会
https://www.3-ize.jp/information/4479/
■【トリプルアイズ オンラインセミナーのお知らせ】
AI導入待ったなし─業務改革におけるAI活用事例を紹介
https://www.3-ize.jp/information/4503/
このコーナーでは、業務ですぐに利用できるChatGPTの簡単なコンテンツをお届けしていきます。業務効率化や会話の小ネタとしてお役立ていただけると幸いです。
ここのところChatGPTに関するビッグニュースが頻繁に舞い込んでくるため、気づけばこのコーナーは最新情報をお知らせする場になりつつあります。次々と注目を集めるニュースを打ち出し勢いの増すChatGPTですが、今回のニュースはこちらです。
「GPTsが無料ユーザーにも開放」
前々回のメルマガで紹介した「GPTs」。これは、ユーザーが専門知識なしでChatGPTを自由にカスタムできる機能です。以前はプラグイン(拡張機能)として使われていたものがChatGPT内で完結できるようになりました。この機能、これまでは有料ユーザーにのみ提供されていましたが、今回の発表により無料ユーザーも利用できるようになりました!
ということで、今回は特に人気の高いGPTsをいくつかご紹介します。
画像生成:Image Generator
プロンプトの入力により画像を生成できるサービスです。画像のタッチやシーンをテキストで指示するだけでイラストの作成ができます。
具体的な使用例:プレゼン資料に差し込むイラストの生成、デザインのアイデアがほしいときなどに活躍します。
記事作成:Write For Me
文章を書くのが苦手な人でも簡単に記事作成ができるサービスです。キーワードを入力すると「記事の目的」「ターゲット」「文章のトーン」などの必要な要素をGPTs側から質問してくれ、その回答を元にアウトラインが作成されます。
具体的な使用例:SEOのための記事を大量に作成したい場合などに便利です。
論文検索:Consensus
2億件の学術論文を検索し、確かな引用を含んだ回答をしてくれるサービスです。ChatGPTでは回答のソースを得られないことも多いですが、Consensusを使えば信頼度の高い情報を得られるのが特徴です。
具体的な使用例:必要な論文を速く探したい場合に使用すると時短になります。忙しくて論文を読み込めないメーカー担当者や、専門知識を業務に活かす必要のある方におすすめです。
コード生成:Code Copilot
プログラミングに特化したGPTsです。コードの生成をはじめ、プログラミングに関する質問に答えることまで多岐にわたる役割を果たします。
具体的な使用例:初心者はプログラミングスキルの向上に、経験豊富なエンジニアは開発の効率化に活用できます。
他にも多種多様なGPTsがありますので、皆様も業務効率化につながるGPTs、お気に入りのGPTsを探してみてください。おすすめがあったらぜひ教えてください!
ゼロから始める「ChatGPT業務効率化実践講座」
https://www.3-ize.jp/chatgptkouza/
「ビジネスで使えるプロンプト100」の特典がついてきます!
講座の詳細はお問い合わせください。
「生成AIが加速する戦時下的状況としての現代 ─読売新聞とNTTの共同提言についてクロサカタツヤ氏に聞く」
2024年4月8日、読売新聞とNTTが「生成AIのあり方に関する共同提言」を発表しました。日本を代表する巨大メディアとテックジャイアントの組み合わせによる提言は海外でも大きな反響を呼びました。そこには、生成AI時代における人間の危機と克服すべき課題が踏み込んだ表現で書かれていたからです。なぜこのタイミングでこの両者が提言を出したのか。その背景と意味について、仲介役となり提言を取りまとめる事務局を務めた慶應義塾大学のクロサカタツヤ氏に話をお訊きしました。
ぜひご一読ください!
「読売新聞とNTTの共同提言についてクロサカタツヤ氏に聞く」
(1)生成AIが加速する戦時下的状況としての現代
(2)議論できるトップマネジメントがいない会社には参加資格がない
https://it-hihyou.com/book/
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
先日、代官山蔦屋書店で開催された『生成AI時代の教養』発刊記念トークイベントに参加しました。AIとの向き合い方、付き合い方について多方面から考えさせられる90分間でした。技術の進化スピードや精度の高さに注目が集まりがちな昨今ですが、そういった「進んでいる」部分だけでなく、今後AIとの生活が当たり前になる前に、その付き合い方について立ち止まって考えることも重要だと個人的に感じました。皆さんもぜひ書籍をお手に取ってご覧ください!
それでは、次号もお楽しみに!